100本、数えました。いちばん多く出てきたのは、自分でした

(更新: ) 著者: ナギ
#100本 #振り返り #管理職 #マネジメント #40代 #自己理解 #気づき
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100個の記事カードが並ぶ壁と大きな100の数字を、静かに見上げる40代の管理職

100。

この記事で、ちょうど100本目になります。記念に何を書こうか考えて、まず、これまでの99本を全部数え直してみました。

出てきたのは、思っていた自分と、少し違うものでした。

これまでの99本で、いちばん多く出てきた言葉は、「部下」でも「管理職」でもなく、「自分」でした。そして、多く書いていたのは、答えではありませんでした。順に書きます。

数えてみた

数えたのは、感想ではなく回数です。

この記事の数字は、99本の記事本文(HTMLタグや画像の説明文を除いた、読者が目にする文字)から、その語をそのままの形で数えたものです。送りがなや漢字の違う書き方は、別の言葉として扱っています。

4月22日に1本目を書いてから、99本目まで127日。文字数にすると約67万字でした。量の話は、これで終わりです。

なぜ数えたのか。記念に振り返るなら、記憶より記録の方が正直だからです。「こういうブログを書いてきたつもり」は、いくらでも都合よく思い出せます。回数は、思い出せません。

ブログを書くこと自体の心の話は、ずっと前に一度書きました(副業ブログは”稼ぐ場所”ではなかった)。今回は心の話ではなく、数の話です。

いちばん多く出てきたのは、「自分」でした

1位は「自分」の2,173回でした。「部下」は1,370回。約1.6倍です。

吹き出しも数えました。365回の吹き出しのうち、僕の声が320回。87.7%でした。残りの45回が、僕以外の誰かの声です。部下の役でしゃべっているのは、そのうち36回。全体の1割でした。

ナギ
部下の役、1割……?

ナギ

99本を数えた結果。自分2173回、部下1370回、気づいた94回、学んだ12回の実測値カード
図1:99本を数えた結果(本文の語の出現回数・機械カウント)

先に書いておくと、これは「自分語りばかりで駄目だった」という話ではありません。このブログは僕の一人称の実装ログなので、自分が多いのは当然です。

引っかかったのは、数の多さではありません。僕は「部下との仕事の記事を書いている」と思い込んでいました。その思い込んでいた配分と、実際の配分のずれの方です。

似たずれは、記事の中でも一度書いています。任せたつもりの仕事で、渡していたのは地図ではなく僕の羅針盤だった話です(「あとは任せる」と言った翌朝、資料はタイトルだけだった)。自分の配分は、自分では見えないようです。

作った言い回しの多くは、次の記事には残っていませんでした

これが、二つ目の発見でした。

99本の中で、カギ括弧をつけて書いた言い回しは4,218通りありました。そのうち、2本以上の記事で使ったのは241通り。数え方は単純で、2本以上の記事で繰り返し使った表現を数えました。18個に1個くらいしか、別の記事にも残っていませんでした。

残った側には、「実力の終身雇用」(16本)や「弱さの先出し」(7本)のような言葉がいます。書いた本人が言うのも変ですが、これらは自分の中で道具になりました。迷った時に、この言葉で考えています。

残らなかった側は、書いた僕自身が忘れていました。数えて初めて「こんな言い方をしていたのか」と思ったものが、いくつもあります。同じ話を、気づかないまま何度か書いてもいました。

一度きりだった分は、無駄だったのか

無駄ではありませんでした。

少なくとも僕の場合、たくさん試した中からしか、残る言葉は出てきませんでした。残る言葉は、あとから決まります。

書いた時点で、どれが残るかは分かりません。あとから何度も使っていたものだけが、結果として自分の道具になっていました。

「学んだ」は12回。「気づいた」は94回。

いちばん意外だったのは、この数字です。

100本書いて、答えが増えたと思っていました。数えてみたら、多かったのは「気づいた」の方でした。

同じ形の言葉だけを比べています。名詞の「学び」は別に133回出てきますが、これはリスキリングを扱った回のテーマ語なので、ここでは数えていません。「気づく」という言葉そのものは、形を変えて267回出てきました。

僕は、答えを書いていたというより、自分の間違いに気づいた記録を書いていました。

ついでに書くと、「後悔」は99本で1回だけでした。間違いをこれだけ数えて書いてきて、後悔はしていなかったらしい。これは小さな救いでした。

あなたの数は、数えなくていい

この記事から持ち帰るものがあるとすれば、数字ではありません。

100本書く必要も、数える必要もありません。ただ、一つだけ置いていきます。自分について「思い込んでいる配分」と「実際の配分」は、たぶん少しずれています。僕の場合は、それが「自分2,173回」でした。

あなたの場合は、たとえば会議かもしれません。自分が何割しゃべっていたか。思っている割合と、実際の割合。数えなくても、次の会議で一度だけ意識してみると、何か出てくるかもしれません。

最後に、この数えものの結論を書きます。

管理職になってから、分かったことが100個増えたわけではありません。

自分が分かっていなかったことに、前より少し気づけるようになった。

100本で増えたのは、たぶんそちらです。

ここまで読んでくださっている方に、一度だけお礼を書かせてください。ありがとうございます。

99本は、すべて記事一覧にあります。今日から、100本です。

※この記事の数字は、当ブログ99本の本文を機械的に数えたものです。

— Calmly. Surely. —


100本の裏で、何度も開いていた5冊

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