課の成果につながるプロジェクトでも、優先度を下げますか。

(更新: ) 著者: ナギ
#40代管理職 #管理職 #マネジメント #判断 #読書 #幸福の資本論
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課の成果につながるプロジェクトでも、優先度を下げますか。淡い珊瑚色の背景の右側で、胸から上を見せて左上を見る40代管理職

自分の課の成果につながるプロジェクトがありました。その優先度を、下げました。

プロジェクトを、やめたわけではありません。部下の一人が、課を離れることになったときのことです。

一人が抜けたあと、課の成果は下がったと思います。

ナギ
それでも、あの判断は正しかったと思っています。

ナギ

部下の一人が、別の部署へ移りました

部の単位で見ると、優先度の高い異動でした。

課長になると、チーム全体に加えて、他部署や会社全体とのつながりまで意識します。そのことは、「引き受けの総量」の記事でも触れました。

組織をどうするべきかを考えるとき。単純な生産性の改善だけでなく、企業に何が求められているかを考えるとき。今回も、優先度を下げる前に、会社の方針と、会社に求められていることを見ました。

ナギ
自分の仕事だけを見ていると、存在意義を考えられなくなる。

ナギ

課のプロジェクトの優先度を、下げました

一人が別の部署へ移る分、課のプロジェクトの優先度を下げました。

自分の課の成果と数字から見れば、進める意味のあるプロジェクトでした。それでも、そこより、会社全体への効き目を重く見ました。

関わる部下には、理由をこう話しました。

人的資本経営という観点からも、自分の部署が良ければ良し、という考えは古くなっていると思う。そう考えたときに、自部署が会社やお客様にとってどのような選択をするかで、貢献度が変わってくると思う。そして、このプロジェクトは優先度を下げるべきと考えました。

部下には、こうも伝えました。

ナギ
優先度を下げるのであって、以後やらないわけではないから。効率を上げた先の未来で、改めてチャレンジしましょう。

ナギ

課の成果は、下がったと思います

一人が抜けたあと、自分の課の成果は、数字の面でも進み方の面でも下がったと思います。

ほかの人の手間も、増えました。

下がったあと、残った部下には、こう話しました。

ナギ
一時的に生産性が下がったのは当然ですが、効率・合理化の提案を進めて挽回していきましょう!

ナギ

そのためのアイディアはいくつかある、と伝えて、協力をお願いしました。部下が持っているアイディアも、完成していなくていいので提案してほしい、とも話しました。

下げたときも、下がったあとも、部下に話した言葉には「効率」が入っていました。

育成とローテーションで、戻しつつあります

いまは、残った部下の育成とローテーションで、課の成果を戻しつつあります。一人抜けた穴は、大きいです。

判断は、それでも正しかったと思っています。会社全体として、人材の流動性を上げていく必要がある、と考えているからです。

あの判断と、いまの見方

  • 決める前に見たもの:会社の方針
  • そのときの事情:部の単位で見たときの、優先度
  • いまの見方:一つの組織が、人を抱え込まないこと

会社全体にとってどうだったかまでは、分かりません。

あとから、ある本とつながっていると思いました

決めたあとで振り返ったとき、一冊の本を思い出しました。

橘玲さんの『幸福の「資本」論』(お金に加えて、働く力や人とのつながりも”資本”として考える本)です。役職定年がなくなる時代の準備の記事などを書くより前に、読んでいました。

なんとなく感覚は持っていたものの、それぞれの資本の大切さ、バランスが大切だと気が付きました。自分の価値観のベースになった感覚があります。

金融資産だけではなく、人的資本や社会資本も含めて、自分の持っているものを見るようになった影響は、あると思います。

まとめ|いまも、会社とお客様まで広げて見ています

似た場面では、同じように広げて見てから決めています。

課の成果は、まだ全部は戻っていません。

— Calmly. Surely. —


自分の価値観のベースになった一冊

僕は電子書籍で読みました。紹介は単行本ですが、電子版もあります。

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幸福の「資本」論 表紙
▶︎ 電子書籍で読んだ本

幸福の「資本」論

橘 玲 著(ダイヤモンド社)

副題は『あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」』です。

  • 最初の章は「幸福の3つのインフラ」
  • 3つの資本の組み合わせで、人生を8つのパターンに分けて考える章がある
  • 「友だちとはなんだろう?」という章がある
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